副業ブロガーを目指すなら…「WordPress」のタイプ間違いに注意!

「本格的なWEBサイトを作るなら、WordPress一択!」、そんな記事を読んで「WordPress」でググって始めてみたものの、「ん? WordPressの使い方が書いてある記事と自分の画面が違うような……」という声もちらほら聞こえてきます。その原因は……? 望み通りのサイトを作るために間違えちゃいけないポイントをチェック

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「お手軽なWordPress」と「面倒なWordPress」、その正体は?

先日、久しぶりに会うフリーランスのお仲間とランチをしていたときのこと。

「そういえば、最近、自分のWEBサイトを立ち上げているところなんですよ、Wordpressで」
と報告したところ、

「あ、私もWordPress使ってますよ

と思いがけずお仲間に遭遇。

「えっ、そうなんだ! もうね、メニューボタンの設定とかで手間取ってて、なかなか投稿までいかず……めちゃめちゃ大変ですよねぇ……」

と、こぼしたところ、彼女は、「え、そんなに大変だったかなぁ……」と涼しい顔。

(こいつ……、できるぞ!)

こともなげに答える彼女を前に、己がデジタル音痴を再認識して凹んだのですが、よくよく話をしていくと、

「テーマを選ぶ? セキュリティ対策? Googleアナリティクス? サーチコンソール? 何ですか、ソレ」

と、どうも話がかみ合わない。

二人して「……あれ?」と顔を見合わせて、お互いのサイトをスマホで見せ合ったところ、まったく別物のレイアウト。よくわからないまま、ひとまず、「旬の秋刀魚のパスタ」を味わいつつ別の話題へと移行したのでした。

帰りの電車に揺られながら、ググって調べたところ、その謎が解けました。

WordPressは2種類ある!?「org・com」の違いと注意点を紹介
ブログについて調べていて、WordPressに「.org」と「.com」の2種類があることに気づいた方もいると思います。どこに違いがあるのか、知りたい方は多いのでは?今回はWordPressの「.org」と「.com」の違いについて紹介しま...

なるほど。

WordPressワードプレスでWEBサイトを作る」には、2つのパターンがあるのね。

「WordPress.com」と「WordPress.org」、2つの違い

WordPressには、「WordPress.com」と「WordPress.org」の2つがあります。

「WordPress.comは、ブログサービス

WordPress.org」は、ホームページ(WEBサイト)作成のためのソフトウエア

です。

こちらの記事で、ブログサービスとホームページの違い、「どっちを使うべき?」などを紹介しています。


一般的に「ホームページ(WEBサイト)を立ち上げる」という場合は、レンタルサーバーを選んで契約し、サイト用のソフトウエア(これがWordPress.org)をインストール、ドメインを決め、セキュリティやSEO対策なども自分でしていく……といった具合に、知識と手間が必要。その分、デザインや機能、記事内容、広告の選別などの自由度が高いのが特徴。

一方、ブログサービスは、サイトの立ち上げや運営に必要なもろもろがすでに用意されていて、登録するだけで気軽に始められます。その反面、デザインや機能、記事内容、広告の選別などに制限があります。

「WordPress.com」は、ブログサービス(はてな、Amebaブログと同じ)

WordPress.com」と「WordPress.org」、どちらがいい、悪い、というものではありません。

ただ、注意したいのは、「自由度の高いWEBサイトをWordPressで作ろう!」と思っている人が、WordPress.comを間違ってはじめてしまうこと
実際に、そういうケースは多々あるようですし、私も手順を踏んでいなければそうなっていた可能性大だな、と今回調べてみて思いました。

「WordPress.com」の公式サイトを見て、「これは勘違いするな」と思ったのでシェアしておきます。

「WordPress」で検索をしてみると、すぐに現れたのが「WordPress.com」。

ページを開くと、

飛び込んでくる「WordPress」の大きな文字。

スクロールしていくと……

「サイト構築は、WordPress.comで」のフレーズと素敵なサイトイメージ画像。

もし、私が人から「WEBサイト作るならWordPressだよ!」って聞いてここにたどり着いたなら、迷わず「開始する」をクリックしてます。

ちなみにお値段はこんな感じでした。

いずれも「1年間の無料ドメイン」となっています。その後もドメイン利用する際は、「年額わずか ¥1,663から」と書かれていました。

プラグインなどの機能を追加したり、ストレージをアップしたりするとお値段が上がります。
全体的には、レンタルサーバーを借りて「WordPress.org」でサイトを自作する場合より、お値段は高くなります。
はじめから使いやすく用意されていたり、セキュリティ対策などが万全だったり、サポートがついていたり、といったサービスがあるので、当然といえば当然。
その部分は、他のブログサービスと同じでしょう。

ちなみに、WordPress.comを使った友人のサイトはすっきりスタイリッシュで、彼女の作品に合っていました。

ブログサービスの利用を考えているのであれば、目的や好み、料金的などと合わせて他のブログサービスと合わせて比較検討してみてもよいかも。

自由度の高いWEBサイト作りは「WordPress.org」

労力はかかるけれど、自由度の高いWEBサイトを作ろう、という場合に使うのが、「WordPress.org」というソフトウエアです。

このサイトも、WordPress.orgを使って作られています。

WordPress.org自体は無料のソフトで、たいていは、WEBサイトを作るにあたって必要な「レンタルサーバー」を契約する時点でWordpressも一緒にインストールされるような流れになっています。

レンタルサーバーは、

ロリポップ!

エックスサーバー

ConoHa WING(コノハウィング)

などがあります。

キャンペーン価格で安く始められたり、新しいサービスが登場したりなど、そのときどきで状況は変わりますので、検索して、比較検討してみてくださいね!

まとめ

WordPressには、「WordPress.com」と「WordPress.org」の2つがあります。

「WordPress.comは、ブログサービス

WordPress.org」は、ホームページ(WEBサイト)作成のためのソフトウエア

似ているようで、まったく別のものなので、間違わないように気をつけてくださいね!

文/中山圭子
書籍の企画・編集・ライティングが本業。新刊は『超シンプルな節税と申告、教えてもらいました!』中野裕哲氏との共著。その他、フリーランスの青色申告お助け本『超シンプルな青色申告、教えてもらいました!』も好評、重版出来。

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